パニック障害とは
突然に生じる、動悸、息苦しさや、めまい、発汗、気が遠くなるなどの発作を起こし、そのために生活に支障をきたしている状態を「パニック障害」といいます。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほどに強く、自分ではどうにも対応できないと感じてしまいます。発作が起きやすい場所や状況をさけるようになってしまいます。
特に、電車などの公共交通機関で多く、外出ができないほどになってしまうこともあります。
強い不安感や死に対する恐怖感などにおそわれるという感覚は「パニック発作」といいます。また同じ発作が起こるかもしれないという感覚は、「予期不安」といいます。
パニック症は、パニック発作が生じうる障害の一つです。パニック発作の起こるもの全てがパニック症ではありません。
パニック障害の治療について
治療としては、“抗うつ薬”の内服がメインとなります。抗不安薬はあくまでも補助的なもので、多量だったり長期にわたったりすべきものではありません。
漢方治療が有効な疾患ではありますが、漢方を優先して治療の開始とすることは原則として行っていません。