躁うつとは
うつ病だと思いながら、もしくはメンタルクリニックにてその様に診断されても、極端に調子が良くなった感じがして活発に行動したりすることがあります。それでいて、調子が悪く見える時期にメンタルクリニックを受診すると、うつ病などと診断されたりすることもあります。調子のよい悪いが繰り返すようなことがつづけば、ようやく躁うつ病の疑いとして、心療内科で診断されるようなことがあります。
うつ状態を認めていたとしても、それ以外の時期に心療内科などで躁状態が認められていたという人は、躁うつ病(双極性障害)と診断されます。
躁状態の程度の大小によって、心療内科などを受診した結果、Ⅰ型もしくはII型と分けられることがあります。II型は躁状態が軽いので、メンタルクリニックなどを受診した場合でも、うつ病であると誤診されやすいものです。
躁状態になると、睡眠時間が短くなっても元気で、また次々にアイデアが浮かんでくる、気持ちが大きくなって大きな買い物をしてしまうなどあり、メンタルクリニックにて初めてわかることがあります。
のちのち困った状況になることが多いので、元気そうに見える時こそ、自他ともに十分な注意が必要であり、心療内科などに通院加療すべきです。
躁うつの治療について
なるべく早い時期から、メンタルクリニックなどにて、気分安定薬や抗精神病薬を副作用に注意して使用することが望ましいです。また、認知行動療法も併用することもあります。
心療内科などにて、漢方療法を並行して行われることもあります。しかし、漢方治療を優先することは通常ありません。ただし、藤沢を含めた県内地域の報告では、漢方薬を併用することで症状の改善を認めることもあったとも言われております。