不安障害とは
不安症または不安障害と呼ばれるものは、ただの「心配性」やただの「考えすぎ」ではありません。不安自体は、誰もが一般的に経験する感情ですが、不安が強く、行動や心理的障害をもたらす症状を総称して不安障害と呼びます。強い不安やパニックが生じることが特徴なので、安易に考えることなく、早期のメンタルクリニックへの受診は必要であるといわれています。
精神症状としては、強い不安、イライラ感、恐怖感、緊張感が現れます。また、身体症状としては、動悸、胸痛、発汗、頻脈なども認められます。これらが出現することから、メンタルクリニックなどを受診すべき症状であると考えるべきです、不安症に含まれる症状として主要なものは、パニック症、広場恐怖症、社交不安症、全般性不安症、など多岐にわたります。いずれも、抗うつ薬による治療が必要なため、心療内科での治療が必要であると言えます。補助的に抗不安薬を使用することもありますが、長期的な治療になりやすいため、メンタルクリニックにおいても、安易な抗不安薬の使用は慎むべきとされています。
不安障害の類似疾患
不安症に類似した症状としては、強迫症やPTSDなどがあり、心療内科における治療においても十分に慎重な鑑別診断が求められます。